ケミカルエンジニアのTips&Note

化学メーカーで働く中堅エンジニアの技術ブログ。

【小ネタ】絶対圧とゲージ圧

蒸留の話をがっつり書いていこうと思ってましたが、一つの記事に結構時間がかかる、かつ、画像を貼る都合でPCでしか書けないなどの理由でなかなか投稿頻度が上げられていません。ですので、並行して小ネタも書いていこうと思います。

 

今回は絶対圧とゲージ圧の話です。
すでにプラントで働いている人にとっては常識ですが、現場での圧力計の表示は絶対圧とゲージ圧の2種類があります。

 

それぞれ以下の意味です。

・絶対圧

絶対真空が基準(0)の表し方。ゲージ圧と区別するため、単位のあとにAbsoluteのabsもしくはAをつける。たとえば、大気圧は0.1013MPs absもしくは0.1013MPaAと表記する。

・ゲージ圧

大気圧が基準(0)の表し方。大気圧と区別するため、単位のあとにGaugeのGをつける。たとえば、0.1MPaGは大気圧+0.1MPaを意味する。

 

プラントでは圧倒的にゲージ圧表記が多いです。これは液抜きなどで開放するときに圧がないことの確認をしやすいからだと思います。